日々の生活の中で無意識に訪れる場所はありませんか?また、その訪れた先で必要のないお金を使用してしまっていないでしょうか。本記事では、貯金できない人が無意識に訪れてしまう場所を紹介します。この記事をきっかけに、知らず知らずのうちにみなさんの財布から逃走しているお金たちを捕まえ、貯金ができる後押しとなれば幸いです。
本記事で紹介する「貯金できない人が無意識に行く場所9選」は以下です。
- 無料相談できるFP(ファイナンシャルプランナー)がいる場所
- ギャンブル
- 夜のお店
- 付き合いだけの飲み会
- 高級ブランドショップ
- ATM
- コンビニ
- 金融機関の窓口
- 怪しい儲け話
無料相談できるFP(ファイナンシャルプランナー)がいる場所
FPは、家計の無料相談会・ブライダルフェア・ショッピングモールのイベント会場等に出現します。保険の営業と聞くと、「将来に対する不安を取り除くため」「将来の安心を買うため」などの売り文句を並べて手数料のバカ高い商品を売りつけるといったようにあまり良い印象はないと思います。一方で、FPと聞くと私たちの家計に対して真剣に悩み、一緒になって改善策を検討してくれるという良い印象があるのではないでしょうか。
しかし、保険の営業もFPも本質的には一緒です。無料相談できるからと言って、FPがボランティア精神だけでみなさんに優しく接していると考えますか?FPの給料は、みなさんが甘い言葉によって購入した商品に対する報酬として、商品を販売している企業から支払われています。企業がFPを介して商品の販促を行うためには、企業がFPに対して払う給料を商品の価格に上乗せしなければなりません。つまり、FPが私たちに提案する商品は、私たちにとって最も適切な商品なのではなく、FPや企業にとって売上や給料になる商品なのです。
某ブライダル企業の窓口にブライダルの話を聞きに行った最後に、無料相談できるFPについて聞かされました。いつの間にか面談の日程調整を行い、話を伺っていました。印象としては、とても丁寧で親しみを持てる方でしたが、貯蓄型保険を進めてきた瞬間にそれ以降の面談をお断りしました。なぜなら、万が一に備えなければならない「保険」と将来に対する「貯蓄」は、「混ぜるな危険」と聞いていたからです。貯蓄型保険は、途中解約すると元本割れ(支払った額よりも少額が返済される)を引き起こす可能性が高く、さらに保険企業を通して投資を行うことから、それに対する手数料も取られてしまうからです。
スマホやPCからみなさんに合った資産形成に対する十分な知識を身に付けることができます。他人に自分の人生を握らせるのでなく、自分でコントロールしましょう!
ギャンブル
貯蓄できないと叫びながら、宝くじ・パチンコ・競馬や競輪にお金を使っている人はいませんか?ギャンブルには、ギャンブル自体を楽しむ「プレイヤー」とそれらを管理・運営する「運営側」が存在します。つまり、すべての「プレイヤー」が勝利してしまったら、運営側は破産してしまうわけです。管理・運営するためにはお金が必要ですから。そんなギャンブルの還元率は、宝くじ:46%、パチンコ:85%、競馬・競輪:75%となっているようです。つまり、多くの「プレイヤー」は人生を通して負け戦となる仕組みになっています。一瞬の興奮や高揚を得るために、自分の人生において負け戦をし続けることを選択します?
夜のお店
ギャンブルと同じように貯金できないと叫びながら、キャバクラ・ホストクラブ等に入り浸っている人はいませんか?あなたがお金を払ってくれるから、若いお姉さんやイケメンのお兄さんたちが構ってくれている現実に目を向けましょう。お金を払わないと会えない人よりも、身近にいる友人や家族と大切な時間を過ごすためにそのお金を投じてみませんか?
付き合いだけの飲み会
会社等の付き合いで乗り気じゃない飲み会(食事)に、何千円も投じて愛想は笑いするだけのために時間とお金を費やすことは現代人にとって拷問以外のなにものでもありません。日本人特有の同調圧力に屈することなく、仕事が終われば自分や家族のために時間とお金を投じましょう。
高級ブランドショップ
こちらの「貯金したい人が絶対にやめるべきこと4選」にも記載していますが、高級ブランドショップに行くことは無意識にお金を垂れ流していることと同じことです。店に行く度に毎回新しい商品が目に入り、私たちの購入意欲を刺激します。店では、私たちのそういった姿に目をつけて、さらに購入意欲を高めるべく、購入に対する罪悪感を低めようと優しい言葉で一言「お客様にお似合いですね」と、この言葉を聞いてしまうと否が応でもレジに並んでしまいますね。
他にも高級ブランドショップの売上は、高い付加価値によって成り立っています。企業が1年間で稼ぐお金を「売上高」、商品を製造するために必要な原材料等を「売上原価」、売上高から売上原価を引いたものが「売上総利益」です。 「売上総利益」から販売や営業に関わる費用である「販売費および一般管理費」を引いたものが「営業利益」です。営業利益率は売上高のうち営業利益が占める割合を表します。ユニクロを運営する株式会社ファーストリテイリングの営業利益率は、13%です。ルイヴィトン(LVMH)の営業利益率は、26%です。ルイヴィトンのような高級ブランド品のほとんどは、ネームバリュー(企業や商品というブランド)に対する価値がかなり上乗せされているため、高い営業利益率となっります。
貯金できない人ほどブランドの商品を買い、資産に対する知識を持っている人ほど、その企業の株を買います。株で儲けている人は、他人が商品を購入するために支払ったブランドに対する付加価値の一部から利益を得ています。 企業や株を買っている人の養分とならないよう自身の行動を戒めましょう。ブランド品で着飾っても、あなたの真の価値は上がりません。 あなた自身の価値を上げるための行動をとりましょう。
ATM
日常的にATMにお金を引き下ろしに行っている人はいませんか?切磋琢磨して稼いだお金を自分の手元に移すためだけに引き下ろしているだけなのに、手数料という名目で高い金額を搾取されていることにお気づきでしょうか。「それを気にしていたら、お金を引き出せないじゃないか」という人たちは、現金通貨のみの環境でしか生活していないのでしょうか。 今の現代人は、キャッシュレッシュ決済やクレジットカードを使いこなし、年季の入った紙幣や貨幣から解き放たれているはずです。
また、給料日にATMの長蛇の列に並ぶ行為は、お金を引き下ろすためたびに時間を浪費しています。さらに、現金だと何に使ったかを記録するためには、レシートや記憶しか役に立ちませんが、キャシュレスやクレジットカードでは自動的に支払い記録が残ります。これを見てる主婦(夫)の方、家計管理が大変楽になりますよ。また、旦那が小遣いを何に使っているのかもこっそり把握することができます。
コンビニ
日用品を買うには、異次元にお金のかかるコンビニの正式名称を知っていますか。Convenience Storeの日本語直訳は、「便利なお店」です。「便利な」という言葉の通り、皆さんにとって24時間快適に買い物行為ができることは素晴らしいことです。しかし、「便利」は無料(タダ)で得られるものではありません。快適に長時間移動をするためには、鈍行列車ではなく新幹線を使うように、「便利な」ものに対してはそれなりの対価を支払わなければなりません。コンビニは、日本全国に6万弱の店舗数があり、それぞれに人件費や電気代、商品の輸送費がかかります。それらを維持するためには、商品の価格に上乗せしなければ成り立ちません。スーパーや業務スーパーの値段と比較すると、圧倒的に高いと感じないでしょうか?感じない人は、コンビニのみで生活できるほど裕福な人か、もしくは自分のお金を知らず知らずのうちに垂れ流している人でしょう。無意識で行動することをやめて、その業界がどのように儲けているのか収益構造を意識して生活してみてください。
金融機関の窓口
金融機関の窓口で提案される商品は、無料FPと同じように金融企業や窓口のお姉さん、お兄さんの利益になるようなものにかなり限定されています。なぜなら、その商品を購入してもらうことで企業の利益を生み出し、生計を立てているからです。何事においても言えますが、人生の選択を人に任せるのではなく、自分で考えて選択することが1番の資産形成への近道となります。
怪しい儲け話
ここまでは、不要な場所へ行ったり、買ったりする人は、貯金は厳しいという話をしてきました。ここまで読んできた人の中には、「お金を稼ぐために効率の良い儲け話があるなら、やるべきでは?」という人がいるかもしれません。しかし、効率の良いという謳い文句の話に食いつくと、間違いなく詐欺やぼったくりにあって、人生を詰んでしまうので絶対にやめましょう。例えば、年利10%の投資商品があるとします。5年運用すれば1.6倍、10年運用すれば2.6倍になります。短期期間で大儲けできる話を、あなたは他人に教えようと考えますか?簡単に儲けられる話には、必ず裏があるのでやめておきましょう。 ちなみに年利10%という値は、S&P500という米国上位500社の過去87年の平均リターンに相当しています。良いものでその値なので、儲け話を持ってきた人が年利10%以上の話をしたときは鵜呑みにすべきではありません。
また、逆に年利の低すぎる投資商品は手数料という名目でぼったくられているので、銀行や証券の物理的な窓口ではなく、ネット証券を活用しましょう。人を介することは、その人に対する人件費はあなたが購入する商品に上乗せされていることを意味します。 その人に貢ぎたいなら、お好きにすればよいです。あなたに何の得にもなりませんが…。
まとめ
本記事では、「貯金できない人が無意識の行く場所9選」をご紹介しました。みなさん、いくつ当てはまりましたか?1つも当てはまらなかった人は、すでに貯金を始められている人でしょう。これからも上記の9選に当てはまらないように気をつけて、資産形成を継続・加速させていきましょう。いくつか当てはまった人は、本記事を参考に考えを変えてみてはいかがでしょうか?あくまでも提案で、強制力はありません。みなさん1人1人の人生です。悔いのない人生を送れるように、過ごしてください。
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