節約を継続するためには、節約の優先順位をつけることが重要です。労力に対して効果の薄いことを頑張っても日々の生活にストレスがかかり、長続きしません。人は効果の出ない、結果の見えないことに対して継続し続ける力を持つことはかなり自分を律することができる人でないと難しいものです。そのため、節約に取り組むのであれば、労力が低く、効果が高いものを選択するべきです。 本記事は、逆の領域にある労力が高く、効果も低いものを紹介し、皆さんの心身の安全を保つことを目的としています。効率的に節約、資産形成を行いたい人はこちらの記事をご参考ください。
電気のスイッチをこまめに消す
知っている人もいるかもしれませんが、節約するために照明器具をこまめに消してもほとんど効果がありません。逆に付けたり消したりする方が電気代がかかります。エアコンも同じですが30分や1時間の外出であれば、つけっぱなしで構いません。消してしまうとあなたが帰宅する頃には、部屋の温度が上がったり下がったりしてしまうため、また1から部屋を暖めたり、冷やしたりするのに時間と電気代を要します。
どうしても電気代が気になる人で、白熱電球を使用している人はまずLED電球に交換しましょう。長い間点灯していた白熱電球を触れるとわかりますが、かなり高温になっています。なぜなら、光エネルギーを放出するのと同時に熱エネルギーも発しているからです。電気エネルギーを光と熱エネルギーに交換しているために、エネルギー交換率は低く電気代を無駄にしています。
水道代の節約
水道代の生活もほとんど節約効果がありません。なぜなら、日本の水道代はかなり安く、こまめに水を止めるだけでは、水道使用量がほとんど変わらないからです。 水道使用量を気にするのであれば、外出先でコンビニや自販機で水や飲料を購入するのではなく、家から水道水を持ち運ぶ習慣を身につけるほうが何百倍も節約効果は高いです。コンビニの水は、安くても500mlで100円はしますが、水道水は0.1円です。この数値を見ると、何千倍も節約効果がありそうですね。どうしても「水道料金で節約をしたい」という人がいれば、水道料金は市町村毎で異なるので、水道料金が高い地域でお住いの方は、引っ越しするだけで月々の料金を最大10分の1に抑えることができます。あくまでもこの数値は最大なので各自確認してください。
他にも節水シャワーヘッドを交換するだけで、水の使用量を気にすることなく、節水することができます。 また、食事のあとに自分で皿を洗うよりも、食洗機を使ったほうが水道使用量を抑えることができます。しかし、食洗機の本体代は別途かかるので、それも考慮したうえでご判断ください。数年で元が取れることも1つのメリットと考えれます。食洗機の導入によって、水道代も時間も節約することができます。かなり効果が高いで家電製品と言えます。
さらに、食洗機は自炊という大変面倒な作業の一部である皿洗いを代わりに実行します。その結果、自炊のハードルが下がり、それによって毎月の食費を抑えることができます。食費は毎月の支出のうち平均2割を占めるというデータがあります。水道量料金を節約するための行為が食費の節約につながるということです。是非検討してみてはいかがでしょうか。
食品の買い溜め
先ほど自炊による節約の効果は絶大であると述べましたが、間違っても食品の買い溜めをしてはいけません。食品の買い溜めをするメリットは、買い物に行く回数が減少し、無駄なものを買わないというところにあります。回数が減少するということは、1回の買い物量が増加するわけです。冷凍食品や日持ちするものならいいですが、生鮮食品は長い保存に向いている物、そうでない物があります。適切な保存方法によって、保存期間を伸ばすことはできますが、限度があります。限界を超えると、腐ってしまい食品として使用できませんし、ギリギリ食べれたとしても美味しいと感じることはないでしょう。生鮮食品を腐らせないよう上手く日々の献立を検討できる人ならいいですが、まだまだこれからという人は買い物するときに必要なものだけを買う手段として、カゴを持ってもそのカゴをカートに乗せないことです。お店内の移動は、カートがあれば無限にできてしまいますが、自分の手で運び続けることには限界があります。そのため、必然的に不要なものを買うリスクを減らせます。筆者は、カゴすら持たないことで必要な物を厳選しています。
セールへの参加
ショッピングモールや百貨店の年末セール、バーゲンセールに、みなさんは年に何回参戦していますか?また、セールで購入した商品は、日常的に使用していますか?セールというのは、売る側が買う側を誘い出すための謳い文句であることに気づきましょう。私は、本当に必要なものは、セールでなくても、今の自分に必要であると感じたら購入します。一方、セールだからという理由では購入しません。なぜなら、購入する理由がセールであり、本当に必要としていないからです。 セールに遭遇しても、最低でも1日、2,3日は冷静に考え、本当に必要な商品であるならば、日を追っても検討しているはずです。そうでないものは、検討すること自体を忘れるので、一旦時間を置いてみることを強くお勧めします。
時間を犠牲にする節約
食品を例えに述べると、数十円の節約をするために隣町のスーパーまで車を走らせる、自転車を漕いでいる人はいませんか? 隣町に行くためのガソリン代や、あなたの時間を必要以上にかけすぎている人は、費用対効果を一度考え直してみましょう。その行為をするためにはかかる費用や時間と、その行為によって得られる恩恵を比べたときに、大きなプラスであれば実行すべきでしょう。しかし、少しでもマイナスになるのであれば、その行為をすることは節約の観点で言うと全く無意味な行為です。
まとめ
本記事は、「絶対にやってはいけない残念な節約」を紹介しました。いくつか当てはまった人は、自分の行為がどれだけ意味があるのかを考えてみましょう。どうせ節約するなら、ストレスなく、効果の高い節約を目指しましょう。
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