億万長者になるための7つの法則

 本記事では、「となりの億万長者(著:トマス・J・スタンリー)」の本を読んで得た知識を「億万長者になるための7つの法則」と題してご紹介します。ここでの億万長者の定義は、1億円以上の資産がある資産家を指します。 この本は、億万長者の膨大なデータに基づいて、彼らの特徴を抽出しています。そのために再現性や妥当性があると言えます。 みなさんはいくつ当てはまるでしょうか。
 本記事で紹介する7つの法則は以下です。

  1. 収入よりはるかに低い支出で生活
  2. 資産形成のために、時間・エネルギー・お金を効率よく分配
  3. 世間体を取り繕うよりもお金の心配をしないですむことの方がずっと大切と考える
  4. 社会人となった後に親から経済(金銭)的援助を受けていない
  5. 億万長者の子どもたちは経済的に自律している
  6. ビジネスチャンスを掴むのが上手
  7. 自分に合ったピッタリの職業を選んでいる

1. 収入よりはるかに低い支出で生活

 億万長者は、収入よりもはるかに低い支出で生活している。つまり、(収入)−(支出)がちょっとしたプラスではなく、かなりのプラスになっており、毎月資産を着実に増やしています。月給30万円の人が25万円で生活すると、毎月5万円のプラスで、年間では60万円の貯蓄になります。一方で、同じ月給で10万円で生活する人は毎月20万円のプラスになり、年間240万円の貯蓄になります。その差は4倍もあり、資産額が多い人ほどその資産額に対して大きく利益(利息・配当)を受け取ることができ、さらに資産を増やします。明らかに加速力が違いますね。

2. 資産形成のために、時間・エネルギー・お金を効率よく分配

 億万長者は資産形成のために、時間、 エネルギー、お金を効率よく配分しています。 今の自分が最も時間を費やすべき事柄は何かを考え、日々過ごすことができていますか? やらなくてもいい仕事をだらだらとしていませんか?昔まではその仕事は必要だったかもしれませんが、今はもっと効率のいいやり方があるのではないか?ということが周りに溢れていませんか。 億万長者になりたい、資産形成したいと思いつつ、それに対して十分な時間を割けているでしょうか。十分に割けている人は、将来億万長者になる可能性は高いと言えます。

3. 世間体を取り繕うよりもお金の心配をしないですむことの方がずっと大切と考える

 億万長者は、世間の目からどう見られるかを気にすることよりもお金の心配をしないですむことの方がずっと大切であると考えています。億万長者は、他の誰かに羨ましがられることではなく、自分らしく自由な人生を送れるように行動しています。そのため、高級な持ち家や、車、服、時計、旅行など外見で判断されること、言わば承認欲求の優先度が低く、それによって自分の人生を満たそうとも考えていません。

4. 社会人となった後に親から経済(金銭)的援助を受けていない

 億万長者は、社会人となったあとに親からの経済的援助を受けていない。 与えられたお金は、貯蓄ではなく浪費に向かうからです。自分で稼いだお金を使うときは悩むが、降って湧いてきたお金には、そのような考えに至らないからです。

5. 億万長者の子どもたちは経済的に自律している

 経済的な援助を受ける子供は、親の資産を自分の資産と誤認識してしまうからです。自分が苦労して手に入れたもの、経験を積んだことは他にも応用が効きます。しかし、親から与えられた行為には、本人は一切苦労せずに恩恵だけを受けています。そのため自らの糧にしていないことは、応用が効かず自分でなにかを成し遂げることはできません。
 また、 経済的援助を受ける子供は借金をするようになる傾向や、投資に回す金額が少ない傾向にあるという統計的データがあります。

6. ビジネスチャンスを掴むのが上手

 億万長者は、ビジネスチャンスを掴むことが上手である。そのためお金を全て失ったとしても彼らは新たな市場や機会を見つけて、再びゼロから資産を形成できる力やスキルを持っている。そのような力やスキルは、実際に自分が経験を詰んで養うことができるます。それらを養うためには会社の中の守られた環境、一部の業務のみをやっている環境を抜け出して、会社の外にある様々な経験を積むことが必要です。現代では、サラリーマンを辞めることなく、副業を通じて経験を積む環境が整っています。行動するかしないかは、最後はあなた次第です。

7. 自分に合ったピッタリの職業を選んでいる

 億万長者は、自分が好きな仕事を選択し、究めて財を成している。自分に合っていない行為や仕事に対して、人間はモチベーションを高く、それを継続的に維持することはできない。心から楽しんでできる仕事に従事することが最も早く資産形成を達成する一つの要因と言えます。

まとめ

 本記事では、「となりの億万長者(著:トマス・J・スタンリー)」から億万長者になるための7つの法則を紹介しました。みなさんは、いくつ当てはまったでしょうか。当てはまっていない人も自分の心に真摯に向き合い、楽しく豊かな人生を歩めるように日々行動しましょう。

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