コロナ禍をきっかけに社会のあり方が変化した今日では、社会人やサラリーマンの方に大きな恩恵がもたらされました。テレワーク・在宅ワークの普及です。この生活に慣れてしまうと、もう毎朝の満員電車に揺られて通勤することは考えられないですね。
しかし、在宅で仕事をするようになると、気づけば1日中パソコンのあるデスクと椅子と一体化していませんか?その日の歩数は、数えられる限りしか動いていないはずです。つまり、1週間のうち平日は、ほとんど歩かず、動かずに生活できてしまうわけです。そのメリットとしては、家から一歩も出ずに、業務に取り組むことができることです。一方で、デメリットとして、長時間同じ姿勢を続けることで、姿勢が悪くなったり、筋肉が緊張し肩こりが生じやすくなります。健康的に働きつづけるためには、適度に体を動かすことが必須になります。しかし、仕事に集中しているとすぐに時間が経ってしまい、身体を気遣うことを忘れてしまいがちです。
そのような習慣を正すのにおすすめなのが、「昇降デスク」です。昇降デスクは、机の高さを自由に切り替えることができ、椅子に座った状態や、座らずに立った状態で作業することができます。在宅ワーク中に身体を動かすことを忘れてしまう人や、気分転換に立って取り組みたい人、または昼休憩の急な睡魔に抗いたい人におすすめです。本記事では、筆者が購入した「FleXiSpot スタンディングデスク E7」をご紹介するとともに、使用してどうだったかを良いところ、悪いところ含めて説明します。
FleXiSpot スタンディングデスク E7の概要
FleXiSpotのスタンディングデスクには、多くの種類があります。その中のE7シリーズは、公式サイトでは、次のように位置付けられています。「広い昇降範囲、アジアの身長にマッチした人気商品」です。本当にこのように記載されています。嘘だと思う人は、こちらから公式ホームページにどうぞ。アジア人は身長の高い人もいれば、低い人も満遍なくいるので、それらのニーズを満たすような設計がされているのでしょう。(筆者は、このとき初めてこのキャッチフレーズを見ました。)
E7の商品概要を以下にまとめていますので、サイズ感をお確かめください。
- 天板サイズ:幅140cm × 奥行き70cm × 高さ2.5cm (長方形型やカーブ型)約16kg
- 昇降脚:以下の図(公式ページより引用)約32kg
脚は、天板のサイズに合わせて幅を調整することができるので、天板がついているセット商品を購入せずに自身でお気に入りの天板を探して取り付けることも可能です。そのため、自分の好みにあった部屋作りをすることができます。
早速ですがここで、昇降デスクのデメリットを話しておきます。Amazonで購入する人は、梱包された状態で天板と脚が届くので、組み立てる必要があります。さらに、天板の重さは約16kg、脚の重さは約32kgもあります。天板と脚は、それぞれ別に梱包されて届きますが、天板の重さは米10kgの約2倍、脚の重さは約3倍ほどあります。1人で組み立てる場合は、部屋のスペースを確保してから、腰を痛めないように気をつけて作業してください。ちなみに、筆者は平均的な人よりも力には自信がありましたが、1人で組み立てるのはかなり大変でした。これを聞いて不安な人や女性の一人暮らし、力に自信がない男性は、FlexiSpotの公式ホームページから組立設定料金6,600円(税込)のオプションを付けることで、組立と梱包材の回収を業者に任せることもできます。
FleXiSpot スタンディングデスク E7の使い心地
ここでみなさんが一番気になっている使い心地を書いていきます。筆者は購入して良かったのか、悪かったのかと言うと「めちゃくちゃ良かった」の一言につきます。良かった点を5つ挙げます。
- 身体への負担が軽減した
- 集中を継続できるようになった
- 複数の高さを保存できるメモリ機能
- ロック機能付き
- 普通の机以上の安定感
5つの良かった点を詳しく説明してきます。
まずは、1つ目の「身体への負担が軽減した」です。これは、在宅ワークの普及によってほとんど動かずに仕事と生活を過ごせるようになったことで、座った状態の姿勢が続き腰や肩、筋肉にかなりの負担を課していました。しかし、「E7」を使い始めるようになってからは、座った状態と、立った状態の二刀流で取り組めるようになり、適当なタイミングで身体の緊張をほぐす時間を設けれるようになり、腰や肩、筋肉への負担が明らかに減少しました。
次に、2つ目の「集中を継続できるようになった」です。1つ目の良かった点と関係してきますが、身体の緊張を適度にほぐせることで、作業に対して継続的に取り組むことができました。さらに、会社員にとって天敵である昼食後の「睡魔」に対しても立ち上がって作業するという選択ができ、物理的に睡魔に抗えます。座った状態のままでは、どうしても睡魔に対して抗うことができずに深く腰掛けた状態で知らず知らずのうちに眠りに落ちていませんか?
次に、3つ目の「複数の高さを保存できるメモリ機能」です。「E7」シリーズでは、立った状態、座った状態のメモリの他に、2つのメモリを有しており、合計で4つの高さをメモリすることができます。
筆者は、基本的には座った状態、立った状態の2つのメモリしか使用していませんが、ゲーム、メイク、読書など様々な活用シーンに合わせて高さをメモリできます。また、日によってはもう少し高さを上げたい、下げたいという気分に対しても、上ボタンと下ボタンを用いて細かく調整することができます。
4つ目の「ロック機能付き」です。誤ってタッチパネルに触れてしまっても昇降しないように現在の高さにロック(固定)することができます。特に、家に小さなお子さんや、ペットを飼われている場合は、意図しない昇降によって危険な状態に陥らないようにロック機能搭載のものをおすすめします。「E7」シリーズには、「障害物検知機能」が搭載されており、異物に衝突した際に自動的に昇降の動作を停止して元の高さに戻ります。検知の度合いも3段階に設定することができ、軽微な異物に対して反応するモードや、重度の異物に対してのみ検知機能が働くモードもあり、それぞれの好みに合わせて設定可能です。
5つ目の「普通の机以上の安定感」です。昇降デスクと聞くと、グラグラしたり、揺れるのではないかと不安を感じる方もいるかもしれませんが、普通の机以上に安定感抜群です。これは、どの高さにおいても言えるので、高くしたからといって不安定になることはありません。さらに、設置面が元々不安定な場所であることに対しては、アジャスターが付いているので微調整できます。
FleXiSpot スタンディングデスク 他のシリーズ
FlxiSpotのスタンディングデスクは、他のシリーズもたくさん備えており、ここではそれぞれに対して簡単にまとめたいと思います。それぞれのシリーズによって性能や金額が大きく異なりますので、購入を検討する際はご注意ください。
- 【デスク下に収納が必要な方に】 E7 Pro
- 【革新的なデザイン、天然の竹製天板、環境に配慮する方に】 E8Bamboo
- 【基本アイテム、低予算の方に】 EF1
- 【簡易組み立てを求める方に】 E9
- 【子供向けに】 SD1
- 【電源不要、手軽にデスクを昇降したい方に】 H1
コスパで考えるならEF1ですが、シングルモータのため上下の昇降スピードと安定性が損なわれます。瞬時に姿勢を変えて作業を続行したいと期待するのであれば、デュアルモータを選択する方が、後々ストレスにならないと考えます。E7の価格は、長方形タイプの天板で73,500円(Amazon)となっており、E7 Proは公式ホームページからしか購入できません。さらに、E7 Proと比較すると、E7の耐荷重は125kgまでとE7 Proの100kgよりも大きく、モニターやモニターアーム、ノートPC等を置いても安心感があります。また、タッチパネルのUSBの有無ですが、E7にはないので、別途USB接続できるものを購入する必要があります(USB端子を使いたい場合)。しかし、昇降デスクの購入を検討されているみなさんであれば、USB端子を挿せるガジェットを多数をお持ちかと存じますので、蛇足かと思われます。
まとめ
本記事では、「FleXiSpot スタンディングデスク E7」を紹介いたしました。E7を生活の一つに取り入れることで、仕事や作業に対する集中が継続し、身体への負担が大きく軽減します。みなさんもぜひ「FleXiSpot スタンディングデスク E7」を購入し、効果を実感してみてください。ご一読いただきありがとうございました。
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